看護職の労働条件の改善について

過度な労働を禁止した、バランスの良い働き方が推奨される昨今において、深夜勤務を伴う労働条件の見直しは重要なテーマの一つとなっています。中でも特に、医療に従事する看護師は重労働である上に拘束時間が長いことから、いかにしてワークライフバランスを良好に保つかが課題となっています。

この点に関する取り組みとしては、オンオフにメリハリをつけるということが行われており、深夜勤務の後には休日を取れるように労働条件を見直したり、なるべく勤務時間が長時間にならないように勤怠管理をしっかりと行うといったことが主流です。

一方で、総合病院などでは深夜勤務のある看護職とない看護職が併存しているところがあり、そのような医療機関ではローテーションを導入して特定の人に負荷が集中しすぎないようにしたり、育児などの希望理由があれば深夜勤務のない仕事に就いてもらうといった取り組みも行われています。

人命を預かる仕事である以上はまったく深夜勤務をなくしてしまうということは不可能です。そんな中、IT技術の進歩によって人員配置を最適化してより少ない人員でオペレーションを回すことができるようになったり、遠隔地とはオンライン回線を使って問診できるようになるなど、着実に改善できる要素は増えてきています。

そのため、将来的に看護職のワークライフバランスが劇的に改善されることは充分にあると言えます。看護に従事したいけれども激務が心配という方は、最新の体制をどんどん取り入れているような場所を検討してみると良いでしょう。

ただ、現時点ではまだ導入の最中であり、自分のワークライフバランスを優先できる場所は少ないものです。そんな中で、注目してほしいのが、派遣看護師という働き方です。一般的な派遣と同じように、労働時間を決めた働き方が可能です。もしプライベートを最優先したいのなら、考えてみるといいでしょう。
※派遣看護師にフォーカスしたサイトを見つけたので、一緒に載せておきます→《詳細リンク》